イベント06レポート:
『南三陸町からの手紙』が生まれたそれぞれの想い
「震災を過去のことにしたくない、忘れ去られたくない」──被災地で暮らす人々の強い想いを綴った書籍『南三陸町からの手紙』。東北復興サポートセンター「Hamanasu」の高橋芳喜さん、加藤有美さんをはじめ、書籍に携わった方々がゲスト。「いまの自分たちの状況、考えていることを残したい」という想いが多くの人を動かした。
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「震災を過去のことにしたくない、忘れ去られたくない」──被災地で暮らす人々の強い想いを綴った書籍『南三陸町からの手紙』。東北復興サポートセンター「Hamanasu」の高橋芳喜さん、加藤有美さんをはじめ、書籍に携わった方々がゲスト。「いまの自分たちの状況、考えていることを残したい」という想いが多くの人を動かした。
リレーショントークの第7回目は、気仙沼市で遠洋漁業会社を営む臼井壯太朗さんと、東京で被災地の海の再生に取り組むSORD代表の高田佳岳さんをお招きした。気仙沼港の岸壁は、震災から1年3ヶ月以上経っても手つかずのまま。海中の瓦礫もいまだ多い。漁業が基幹産業の気仙沼で、何が起こっているのだろうか。
宮城県気仙沼市の遠洋漁業会社、臼福本店社長、臼井壯太朗さんがゲスト。国内最大級の港町、気仙沼。にもかかわらず復興が滞る理由とその影響とは。報道されない現状を語っていただきます。また「三陸オーシャンレスキューダイバーズ(SORD)」の方々も来場、瓦礫が未だに残る三陸の海の現状や活動内容もご紹介します。
「震災を過去のことにしたくない、忘れ去られたくない」被災地で暮らす人々の強い思いが綴られた書籍『南三陸町からの手紙』。この本が生まれるきっかけとなった東北復興サポートセンターの支援活動や南三陸町の現在の様子、制作秘話を伺います。
気仙沼出身の大学生で、「Wa-Chord(ワコード) Project」代表の志田淳さんと、都内出身で大学を休学し、現在は気仙沼で活動している小林峻さん。被災地と東京、異なるバックグラウンドをもつ2人の学生が語ったこととは。「学生だからできたこと」とはなんだったのだろうか。
同じ「気仙沼」という土地に対し、別々の方向から復興支援のアクションを起こしている学生、小林峻さんと志田敦さんをお招きするリレーショントーク5回目。現地で・都内で支援活動をする立場で考える、今後必要される支援についても会場とやりとりしていきます。
東日本大震災によって、日本人は改めて、自分の生き方、社会のあり方を考えた。木内洋一氏(木内酒造常務取締役)は、被災したにもかかわらず「被害者だと思われたくはない」という。「クラフトビールの普及に貢献したい」と、酒造メーカーという自らの仕事に対するぶれない姿勢を語った。
「木内酒蔵(常陸野ネストビール)」の常務取締役、木内洋一さんがゲスト。米国のクラフトビール文化に惚れ込みビール造りに打ち込んできた木内酒造にとって、震災は想定外の被害をもたらした。それでも「被害者と思われたくない」と品質にこだわり、新たなビール文化を日本に根付かせようとしている。*アフターインタビュー動画掲載*
「モノづくりは地域づくり」とおっしゃる、茨城県那珂市にある酒造メーカー「木内酒造(常陸野ネストビール)」の常務取締役、木内洋一さんをお招きします。那珂市は電気や水道などのライフラインがストップ状態に。木内酒造は、蔵にストックしてあった仕込み水の提供をはじめとして地域のためにご尽力されました。木内酒造が起こしたアクション、そして現在の考えを伺います。
「生徒たちの学習環境を整えたい」と、津波で流された鉛筆やノートなどの文房具を全国から募る「希望のえんぴつプロジェクト」を立ち上げた阿部一彦先生。津波と生徒と女川町と向き合ってきた9ヵ月間、そしてこれからの女川について、写真と映像を交えお話いただいた。*アフターインタビュー動画掲載*