RELATION relayTalk Project

RELATION Talk 01

イベント01:「阪神・淡路大震災から学べることは」(終了)

東日本大震災から4カ月あまりが経過しました。
被害も範囲も大きすぎたこの震災は、数人のジャーナリストだけで何かを語り継いでいけるレベルのものではありません。被災地で活動するさまざまな人々が、「どんなことをし」「何を感じ・考えたか」を、多種多様な視座・視野・視点から「いま」を語ってもらう場を設けたい。そんな考えから、「RELATION RelayTalk Project」を始動させました。

このプロジェクトは、2年間、1、2カ月おきにゲストを招き、トークショー(対談または公開インタビュー)という形で開催します。いま、被災地では何が起こっているのか。復興に向けて首都圏に住む私たちはどんなことで手助けできるのか。震災を風化させないために、参加者がゲストと共にさまざまなテーマについて考え、ひとりひとりの体験を共有する「場」です。レポートや取材記事はWebサイトに記録し、発信し続けます。

トークイベントの第一回目は、河北新報社 編集委員の寺島英弥さんと、神戸新聞社 社会部デスク兼論説委員の宮沢之祐さんをお招きします。

地元紙の記者として日々取材を行い、さらに個人のブログ「余震の中で新聞を作る」を更新し続ける寺島英弥さんと、1995年に起きた阪神・淡路大震災の記録を10年以上にわたって続けてきた宮沢之祐さん。関東大震災以来の甚大な被害をもたらした阪神・淡路大震災の経験は、東日本大震災の復興に向けて役立てられるのか、そして東京にいる私たちができることとは。寺島さんと宮沢さんの対談、そして会場にお越しいただいた参加者とのやりとりで探っていきます。

主宰 ライター/エディター 野田幾子



Event Informations

■開催日時

8月6日(土)
トーク:16時〜18時
懇親会:18時過ぎ〜20時

■会場

ジュンバタン メラ 赤坂店(勝手に略称:ジュンバタ)
http://www.jbm-gr.com/jbm/jbm_aka.html
東京港区赤坂3-20-6 日住金赤坂ビルB1F
東京メトロ 銀座線/丸ノ内線 赤坂見附駅から徒歩2分

■ゲストプロフィール

寺島英弥さん:河北新報社 編集委員

相馬市出身。早大法卒。河北新報社では東北の人と暮らし、歴史をテーマにした連載や地域キャンペーン企画の取材に携わる。2002-03年、フルブライト奨学生として米デューク大学に滞在しシビック・ジャーナリズムの運動を調査。05年「シビック・ジャーナリズムの挑戦 コミュニティとつながる米国の地方紙」を上梓。地方紙の新たな役割として地域のさまざまな当事者の発信を助ける「場」となることを提案し「つながるジャーナリズム」の実践を呼びかけている。3.11以降、被災地における「人間」の記録を綴ったブログ「余震の中で新聞を作る」を更新。

宮沢之祐さん:神戸新聞社 東播支社デスク 兼 論説委員

同志社大経済学部卒、京都市立中学校教諭を3年勤めた後、89年に神戸新聞入社。阪神総局などを経て93年から社会部。95年からは震災関連を取材。99年から2年間、休職し、日系社会青年ボランティアとしてブラジルに派遣。復職後、仕事の傍ら神戸長田のコミュニティ放送局「FMわいわい」で1年間、ボランティア出演。共著に「報道される側の人権」。

■予定している内容

宮沢さんの目から、この5カ月はどう映っているか

阪神・淡路大震災と東日本大震災を重ねて思うこと

復興に関して

神戸の人にとって、リセット/リスタートはどのように行われたか
現場で考えられる未来の形と、市町村が考える復興の形の違い
長田のコミュニティ:都会とは違う地域ではどうなっていたか

阪神・淡路大震災との違い、神戸の震災から教訓として学べること

4〜6カ月が経過、この先何が起きて行くのか?:神戸では何が起こったか
復興に関して神戸で成功した部分/失敗した部分(東北で活かしたい)
「仮設住宅に入る人は優遇されすぎ」「被災者は甘えている」?神戸でも東北でも聞いた言葉→多様な立場を認め合いつつ集う場ができないか

阪神・淡路大震災の際、東京の人間はどうかかわっていけたのか

1995年はNPO・ボランティア元年と言われたが、東北では神戸での経験がどう生きているか
「被災違い」の、神戸の人にできることは

現地で感じたこと

宮沢さんが南相馬に行かれて感じたこと/会場からの意見

■会費

トーク:1000円(ワンドリンク付き)
懇親会:4000円(フリードリンク)
*トークのみ、懇親会のみの参加も可能

主催:株式会社コラボトリエ
協力:Think the Earthプロジェクト/エディ・ラボ

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