イベント06:『南三陸町からの手紙』
─被災地で暮らす人々の想いが本になるまで─(終了)
トークイベントをとおして東日本大震災の「いま」を知り、私たちに何ができるかをともに考える「RELATION relayTalk Project」。第六回目は、宮城県・南三陸町にある東北復興サポートセンター「Hamanasu」のセンター長、高橋芳喜さんと、スタッフの加藤有美さんをお招きしました。
さらに、書籍『南三陸町からの手紙─3.11を体験した22人が自ら綴った言葉─』の制作に携わった、版元である栄久堂の佐藤丈幸さん、写真家の野寺治孝さん、装幀をされたデザイナーのおおうちおさむさん、編集者の上野裕子さんにもお越しいただきます。
『南三陸町からの手紙』には、被災地南三陸で暮らす人々の言葉が、編集されることなくそのまま納められています。また、「震災を過去のことにしたくない、忘れ去られたくない」という強い想い、復興に立ち向かう姿と屈託ない笑顔、そして凄惨な傷跡と希望の光が併存する被災地の風景が綴られています。高橋さんをはじめ、被災地に住む人たち自身が企画し、かたちになりました。
南三陸町で生まれ育ち、震災を機にこれまでの職から東北復興サポートセンターで活動へと移行した高橋さんと加藤さん。Hamanasuでの活動や南三陸町のいまを語っていただきます。また、『南三陸町からの手紙』を企画したきっかけや制作中のエピソードもていねいに追っていきます。
■日時
2012年5月12日(土)
トークイベント:15時30分〜17時30分
懇親会:17時45分〜19時
■場所
聖アンデレ教会 ホール
住所:東京都港区芝公園3-6-18
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■資料代(参加費用)
トークイベント:2000円(ドリンクをご用意しています)
懇親会:1000円(トーク会場にて・軽食をご用意しています)
■登壇者
高橋芳喜さん
東北復興サポートセンター「Hamanasu」のセンター長を務める。自ら被災者でありながらも地元の復興のために支援活動を続けている。書籍『南三陸町からの手紙─3.11を体験した22人が自ら綴った言葉─』発起人の1人。
加藤有美さん
高橋さんとともに、東北復興サポートセンター「Hamanasu」のスタッフとして、南三陸町の支援活動に携わる。震災当初から被災地の情報を集め、全国に発信していた。今も現地のニーズを拾い上げ、情報を発信し続けている。
佐藤丈幸さん
大正13年創業の老舗製本業(有)栄久堂の専務取締役。デジタル化によって衰退する出版業界を憂い、出版事業を立ち上げる。紙と本をこよなく愛し、後世に残る本をつくりたいという熱意が実を結び、今回『南三陸町からの手紙』の発行元となった。
野寺治孝さん
1958年、千葉県浦安市生まれ。本郷高校デザイン科、日活TV映画芸術学院卒業。広告デザイナーを経て、’84年にニューヨークを撮った作品を自費でポストカードとして製作販売、これを機にプロの写真家となる。’91年「スローハンド・野寺治孝写真事務所」を設立。国内外を問わず様々な場所をフィールドに独自の視点で捉えた作品を多数発表している。
『南三陸町からの手紙』のために現地ロケを2011年9月におこない、写真を提供する。
おおうちおさむさん
アートディレクター・グラフィックデザイナー。有限会社ナノナノグラフィックス 代表取締役社長。日本グラフィックデザイナー協会会員。1971年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。田中一光デザイン室を経て2002年1月に独立。2003年7月7日有限会社ナノナノグラフィックスを設立。『南三陸町からの手紙』の装幀を担当する。
上野裕子さん
編集者。株式会社ピークス代表取締役。『南三陸町からの手紙』の編集を担当する。
■参加申し込み
本イベントは事前登録制です。トークイベントのみ、懇親会のみのご参加も可能です。
資料代(参加費)は当日会場にてお支払い下さい。
*注意*
Facebookの「参加する」ボタンを押しただけではお申し込みが完了しておりません。
必ず上記よりお申し込みください。
05/11/2012